戸建てに駐車場をつくる際の注意点。使いやすさを意識しよう!
駐車場はただつくればよいというわけではありません。しかし、どのような点にこだわって駐車場をつくればよいのかわからない人もいるでしょう。駐車場をつくるにあたって、駐車場の使いやすさは重要な要素であり、駐車場をつくる際に注意しなければいけない点も複数あります。そこで今回の記事では、住宅に設置する駐車場について解説しましょう。
駐車場のタイプごとの特徴
駐車場にはさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴があります。使いやすさももちろん大切ですが、住宅環境や家庭環境にあったものを選ぶことも重要です。
オープンタイプ
いわゆる普通の駐車場で、車を停めるスペースです。オーソドックスなタイプでコストを低く抑えられます。しかし直射日光が当たり、雨も防げないなどの難点があるようです。
カーポートタイプ
屋根が付いている駐車場のことを、カーポートタイプの駐車場といいます。屋根があると雨から車を守ってくれ、車の乗り降りのときに雨に濡れないという大きなメリットがあるのです。ただし、当然のことながら屋根を設置する費用がかかるでしょう。
ガレージ
ガレージは車庫で、ひとつの建造物として成り立っていることが多いですね。屋根があるので直射日光や雨を防ぐことができます。さらにシャッターを付ければ、横から吹く雨風も防げそうです。しかしガレージは一度建ててしまうと、後々大きくできないため注意が必要です。将来的に大きな車を買う予定がある、ガレージに車以外のものを置きたいときなどは、大きめに作る必要があります。
ビルトインガレージ
ビルトインガレージは、住宅の中にガレージがあるタイプです。一階がガレージになっている住宅はよく見かけると思いますが、その住宅のガレージをビルトインガレージといいます。ビルトインガレージは土地を有効に活用できるという利点があり、住宅の中にガレージがあるので、雨天時に濡れないというメリットもあるのです。
戸建ての駐車場づくりのポイント
駐車場をつくる上で重要なのは、まずどの業者に依頼するのかを考えることです。業者によって仕上がりは異なるものです。ずさんな仕事をする業者もいれば、丁寧に施工してくれる業者もいます。そのため、過去の利用者の口コミなどを参考に評判のよい業者を見つけましょう。
また業者を選んだ際にも、業者とよく相談してください。相談をするのも見積もりのときだけではなく、工事中でも気になった点があったら積極的に相談するべきです。無理強いはよくないですが、こちらの要望をできるだけ聞いてくれる業者がよい業者といえます。
また、駐車場の床材を何にするかも吟味しましょう。床材を砂利にすると砂利の上を歩いたときに音が鳴るので、防犯対策にもなり、砂利は水はけの面でも優れているようです。アスファルトやコンクリートは砂利よりも見た目はよいですが、タイヤに付いた泥が付きやすく掃除の頻度が高くなります。ただし砂利の場合は、車椅子に乗っている人が家族にいるケースでは、使い勝手が悪いものとなりそうです。車椅子の人や砂利の上を歩くのに抵抗がある人がいる場合、他の床材にした方がよいでしょう。
さて、駐車場づくりでのポイントとしては最後となりましたが、予算について考えることも重要です。これは誰もが考えていることでしょう。何が必要なのか、これは必要ではないのではないか?など、疑問に思ったことは業者に相談してください。
戸建てに駐車場をつくる際の注意点
一つ目の注意点です。駐車の度にストレスを感じてしまったら、毎日ストレスを受けることにもなります。そのため、ストレスを感じない駐車場をつくることが大切です。駐車場の広さも重要ですが、駐車場の前の道路(車路といいます)にも余裕を持ったスペースが必要となるでしょう。
二つ目の注意点は、床材をインターロッキング(ブロックを組み合わせて仕上げた舗装)など、おしゃれな床材にする場合は、使う材料のサンプルを必ずもらうことです。写真、カタログで見るのと実物を見るのでは印象が変わります。写真やカタログは、見栄えがよくなるように映されています。しかし、実際に手に取ってみてみると「思っていたのと違う。」という感想を抱くことも多いものです。
三つ目の注意点は、洗車時の課題でしょう。自宅で洗車をする場合は、近隣とのトラブルのことをよく考えてください。ガソリンスタンドなどの洗車場で洗車する場合はよいですが、自宅で洗車する場合は隣の住宅などへ水が飛んで行かないか?ということをよく考えなければなりません。また、洗車中の水は自宅の敷地内でも飛び跳ねます。洗車中に自宅の洗濯物に水がかかったら家庭内でのトラブルにつながってしまうでしょう。
駐車場をつくる上での注意点や使いやすさについて紹介しました。予算の面で妥協しなければいけないという状況はあるでしょうが、後悔することのないように、大事なところや必要な部分には予算をかけましょう。こだわりの駐車場をつくることも素敵なことですが、ストレスを感じない駐車場をつくることも大切なことです。