注文住宅でリビングの広さはどれくらいがベスト?
マイホームを建てるなら、リビングは広々とした空間にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。しかし、全体のバランスを考えてリビングの広さを決めなければ、他の部屋が狭くなり、リビングだけが広すぎるということになってしまう場合もあるのです。この記事では、家族に人数に合わせた、最適なリビングの広さについて紹介します。
夫婦だけの暮らしなら10畳程度のリビングでも快適
夫婦だけで生活する場合、リビングの広さは10畳くらいあると充分でしょう。ソファを置いても、ふたりでくつろげる充分なスペースを確保できます。公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会において2011年に承認された「ダイニングキッチン及びリビング・ダイニング・キッチンの広さの目安となる指導基準」では、居室が1部屋の場合LDKの広さの目安は4.5畳、2部屋以上の場合は10畳とされているため、夫婦だけなら10畳からのリビングで、基準を満たせるといえるでしょう。
3人なら12畳以上、4人なら15畳以上はあるとよい
では、子どもがいる場合はどれくらいの広さのリビングが必要になるのでしょうか。3人で生活する場合は12畳以上、4人なら15畳以上がよいとされています。4人で15畳の場合は、ソファやダイニングテーブルなどの家具を置くと、ややスペースが狭く感じてしまうかもしれません。選ぶ家具の形によっても、部屋の広さは変わってきますので、事前にシミュレーションすることをおすすめします。
4人家族で20畳のリビングだと、広々と使うことができるでしょう。観葉植物を置きたい人には、広めのリビングがおすすめです。また、どのようなキッチンを設置するのかという点でも、快適に過ごせるリビングの広さは変わってくるので、間取りについてはよく相談して決めてくださいね。
リビングは広い方がよい理由とは
広いリビングのほうがよいといわれているのはなぜなのでしょうか。リビングが広い方がよい理由を紹介しましょう。
リラックスできる空間になるから
リビングは、家族みんなで利用するスペースです。ソファを置いたり、テレビを置いたりすることもあるでしょう。その場合、一人ひとりが使えるスペースを広くとるためには、ある程度の広さが必要になってきます。狭いリビングだと、何だか窮屈な感じがしてしまいますね。みんながリラックスできる空間としてリビングを用意するなら、ある程度の広さが必要といえるでしょう。リビングが広いことで開放感も得られます。
光と風を取り入れやすい
リビングには、大きな窓を設置するという人もいるのではないでしょうか。広いリビングにしておくことで、日光をしっかり室内に取り入れることができますし、風通しもよくなります。光がしっかりと入ると、日中は電気をつけなくても生活できるため、節約にもなるでしょう。また、自然の風が入ってくるリビングでは、居心地がよいと感じる人が多いようです。家族が気持ちよく伸び伸びと暮らすためにも、広いリビングを作ることをおすすめします。
子どもの勉強スペースも作れる
子どもが小学校低学年くらいであれば、リビングで勉強させるということもあるでしょう。リビングが広ければ、勉強机も設置しやすくなります。子どもがリビングで勉強していれば、家事をしながら様子を見ることができるでしょう。また、仕事部屋兼リビングという使い方をしたい場合も、広々としているほうがレイアウトしやすいようです。
ペットも飼いやすい
近年では室内でペットを飼う人が増えていますね。ペットのためだけに一部屋用意できればよいですが、それはなかなか難しいという人もいるでしょう。そのような場合は、リビングが広いと、ペットのためのスペースを設けられます。ペットが遊べる場所は、庭に作るのもおすすめですが、天気が悪い日のことも考えて、室内でも、ペットが遊べる空間を用意したいものですね。
リビングが広いと、ペットのための空間も用意しやすくなるでしょう。ペットと快適に暮らせる住まいを考えている方は、そのような点も施工会社に相談してみましょう。
間取りの配置でも広さが変わる
縦長で長方形のリビングよりも、正方形に近い形のリビングのほうが、広さを感じるといわれています。そのため、リビングの間取りを考える際は、正方形に近い形になるように配置できるとよいでしょう。土地の問題でどうしても難しい場合は、吹き抜けを作ったり、壁の色や床の色を変えたりして、広さを感じられるような空間にしていくのもおすすめですよ。
注文住宅におけるリビングの最適な広さについて紹介しました。家族の人数によって、快適に過ごせるリビングの広さは異なってきます。新潟市の注文住宅では、ライフスタイルに合わせた細かな提案も可能なので、家全体のバランスと、家族の人数を配慮してリビングの広さを提案してもらうことも可能です。まずは理想の住まい、こんな家がよいという要望を相談してみてくださいね。